寒くなる季節はジャケットにコートと重ね着などで”肩こり”がツラくなる!とは言いますが、じつは”肩こり”しない上着があるってご存知でしたか?
「肩こり」しない上着のヒミツを知っています
私は「肩こり」しない上着を持っていますが、持っている人はどの位いらっしゃるでしょうか?
実は私、カイロプラクターになる以前はオーダーメイドのスーツ採寸などを仕事としていました。そのころに教わった知識の中に「肩こり」しない上着のヒミツがあったのですが、それは『上着は第7頚椎でバランスをとる様に仕立てる』というもの。
第7頚椎ってナニ?
首と背中の変わり目といえば良いでしょうか、グリグリとした突起が首の後ろにあるのがおわかりになりますか?
私たちの頚椎(首の骨)は、環椎と呼ばれる第1頚椎から第7頚椎まで7つの椎骨で構成されており、環椎の上には平均重量5キロと言われる頭を乗せています。最下部の第7頚椎は背中へ向けて長めの突起(棘突起)が特徴的なのです。
洋服の上から触っても目立つパーツなのですが、カッターシャツの裄丈を計測したり、ジャケットの丈を決定するための基点として知られています。
第7頚椎との関係性とは?
「肩こり」しないジャケットを作るためには「第7頚椎の棘突起」にしっかりとジャケットの中心が乗るように採寸する事が重要だったのです。
ジャケットの重量を第七頚椎の位置から肩全体に分散させることで、軽い着心地・心地よいフィット感 =「肩こり」を感じさせない着心地を出せるのです。
まさか今頃になって当時勉強した事が役立つなんてビックリ!
「肩こり」しない為に重要なポイントは
「自分の体形・体格に合った上着」が肩こりしない上着のヒミツなのですが、数多くぶら下がっている洋服から選び出すのは至難の業。
もちろんオーダーメイドすれば高確率で「自分に合う上着」を手に入れることは可能ですが、重要なポイントは「信頼できる」「知識や技術を持つ」「専門のプロ」に相談することでしょう。
これって整体院を選ぶときの重要なポイントと一緒ですよね!
これは「専門店に勤務しているから=プロ」と言う公式ではありませんので、頼れるプロを探すことが大変かもしれません。
それでも重たい上着がある
上品質なものでもズッシリとした物が本物だという場合もあるのでご注意ください。
例えば、冬の代表的なアウターであるダッフルコートやピーコートなどに用いられる厚地で滑らかな手触りのウール生地(メルトン素材)をご存知ですか?
上質ウールの(本格的な)メルトンコートは値段が高くなってしまいがち、また丁寧に縮絨加工を施しているメルトンウールは生地の度が詰まるので重たくなってしまうのです。
ホンモノを着るためには「肩こり」も我慢するのがファッションなのかもしれませんね!